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ヴィスコンティ突き出しの負け、ウリッシ優勝【ジロデイタリア2011 第17ステージ】 [ロードレース]

惜しくも亡くなる選手が続いたが、
他にもいろいろとざわついている。
ジロ休息日には、レディオシャックの関係車両とホテルが
警察の捜査を受けた。
ドーピング関連らしいが、詳細は不明だ。
現在のジロに直接の関係はないらしい。

コンタドールのメカニック、ムニョスがレースから除外された。
昨日のTTで、熱狂的な(うるさい)観客に注意しようとして
チームカーのドアを当ててしまったようだ。
これが危険行為とみなされた。

本人は、ドアを開けて声を掛け注意しようとしたが
当たってしまったという主張のようだ。
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今日のステージは、
Feltre(フェルトレ)からTirano(ティラーノ)までの230Km
距離は長いが、残りの山岳の中では最も楽なステージだろう。
前半はちょっとした上下、ひとつ小さなこぶがある。
後半、2級山岳のパッソ・デルトナーレが、
このステージでは最高点となる。
これを下り、3級山岳アプリカに登る。
アプリカを下り、少し平坦を経てゴールだ。

今日と明日は、下りがポイントかもしれない。

逃げに向いているということだが、
55Kmあたりで、16名の逃げ集団が形成された。

逃げている16人は、
205 クリストフ・ルメヴェル(ガーミン・サーヴェロ)
150 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットリ)
131 ヤン・バケランツ(オメガファーマ・ロット)
144 ロベルト・キセロフスキー(アスタナ)
79 カンスタンティン・シフトソフ(HTC・ハイロード)
184 ヘスス・エルナンデス(サクソバンク・サンガード)
125 パブロ・ラストラス(モビスターチーム)
94 ディエゴ・ウリッシ(ランプレ・ISD)
86 エドゥアルト・ヴォルガノフ(カチューシャ)
87 アルベルト・ロサダ(カチューシャ)
17 ベン・ガスタール(アージェードゥーゼル)
33マティアス・フランク(BMCレーシングチーム)
9 ファビオ・タボッレ(アクアサポーネ)
165 アディ・エンヘルス(クイックステップ)
152 レオナルド・ジョルダーニ(ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットリ)

ヴィスコンティやシフトソフ、デュポン、ルメヴェル、
昨日のTTで結構映っていたウリッシなどが含まれている。

その後、
152 レオナルド・ジョルダーニ
165 アディ・エンヘルス
が落ち、14名となっている。

メイン集団は、ニバリのためにリクィガスが引いている。

のこり40Km、メイン集団では、
リクィガスの後に、メンショフ擁するジェオックスが付き、引きに加わった。
タイム差はほぼ5分

残り32Km、ヴィスコンティがアタック。
逃げ集団の人数を絞る動きか。

シフトソフ、デュポンなどもアタックする。
ルメヴェルがちぎれたようだ。

残り25Km、タイム差3分55秒
逃げ集団は12名となっている。

逃げはさらに10名から、遅れ気味だったウリッシが追い付き11名となった。
3級山岳アプリカ頂上の直前で、
ラストラスが仕掛け、ヴィスコンティが付いていく。
残りのメンバーは少し離れながらも付いて行く。
山頂はラストラス、ヴィスコンティの順で通過。
ここからは下りと平坦だ。

残り15Km、3分33秒差。
逃げ切りの可能性は高くなって来たか。

残り3Km付近、
逃げから4人が抜け出した。
ヴィスコンティ、ラストラス、バケランツ、ウリッシだ。
タイム差は3分ある。
ここからステージ優勝が出るのだろう。

ゴール前、4人は同じように力を残している。
ウリッシも山で遅れかけたが、さすがに若い、すっかり回復しているようだ。
最後のスプリント、
ウリッシが一つ前に出る、ヴィスコンティ、ラストラスが競る。
と、ヴィスコンティが斜め前にいるウリッシを突く。
さらに右に押し、文句を言う。
ウリッシが驚く間に、僅かの差でヴィスコンティが先行。

ULISSI GIRO 17a-1363--620x300.jpg
文句を言う、ヴィスコンティ、中央がウリッシ、左後方がラストラス
手を出して突き放した後、ゴール前数mの場面。
ゴール直前とは思えない光景だ。
(写真:Giro d'Italia 公式ページから)

着順はヴィスコンティ、ウリッシ、ラストラスの順だが、
果たして、ヴィスコンティの勝利で良いのだろうか?
ゴール前の映像が繰返し、流れている。
ゴール前の映像はこちら

メイン集団は2分55秒遅れでゴールした。

審議の結果が出た。
ヴィスコンティは降格。
アドレナリンが高まっているから理解できないこともないが、
やはり、手を出してはいけない。
ウリッシ、ラストラス、ヴィスコンティ、バケランツの順で確定した。

ロビー・マキュアンの頭突き以来の珍事だった。

ウリッシは89.07.15生まれの21歳。
これからが楽しみだ。

ulissi.jpg
天にも昇る気持ち?
(写真:Giro d'Italia 公式ページから)

別府史之は、2’59”遅れの23位でゴール。
2級、3級とは言え、山をこなしたのは立派。
別府選手のTwitterから
「Giro d'Italia #17 230kmの長丁場のステージだったけど、後半調子が上がってきてスプリントに備えてたけど、逃げが逃げ切ってしまったのでスプリントはせずにゴールした。かなりトリッキーな下りで正直怖かった。調子もいいので明日は積極的に動きたいです!」

ということは、「逃げ」か!?

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キャンドル

こんばんは☆気になり、拝見させていただきました☆またブログ更新楽しみにしてますね(*^_^*)

by キャンドル (2011-05-26 00:01) 

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