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カペッキ、ピノッティに勝つ【ジロデイタリア2011 第18ステージ】 [ロードレース]

ツールほどではないが、
ジロにもキャラバンがあるようだ。
キャラバン(隊)とは、
レース開始前に当日のコースを回り、宣伝をする部隊だ。
スポンサーのキャラクターグッズや、応援グッズなどを配る。
子供たちにも大人気だ。

中野マッサー(アスタナ)のTwitによると、
「ツールと比較すると規模はかなり小さいですがキャラバン隊走ってます。街ごとに止まって移動するを繰り返す形です。セクシー度だけはツールに勝ってると思います。」
とのことだ。

そんな中野さんに、昨日、珍事(?)が...
「よく事態が飲み込めていない。たった今キャラバン隊が、 "NAKANO sei numero 1!!" という手製のプラカードを掲げなが補給地点を通過していった。相変わらず時速100キロで通過していったので、写真も撮れなかった。」


中野さん、あなたが一番!...という感じらしい。
「10台位はプラカード持ってたと思う」
「You are Number 1という感じですが、心当たりは、毎日仕事の手を止めて手を振っていた位だが、それなのか?」
「キャラバン隊のおねえさんにはたしかに毎日手を振っていた。それ以外心当たりない。」
ということらしい。

以上、中野さんのTwitter(http://twitter.com/#!/yottan)より
(中野さん、勝手に引用、お許しください)

引用ついでにもう一つ
「プロチェッソ・アッラ・タッパというレースを振り返る番組スタジオにビスコンティとウリッシモ参加。互いの主張をそれぞれストレートに語っていた。真剣勝負の後の二人にスローを見せながらコメントを求める緊張感のある放送でなかなか引き寄せられる内容だった。」
昨ステージのゴールは、この後も取り沙汰されるだろう。
正直を言えば、面白かったが。
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さて、今日のコースは、
Morbegno(モルベーニョ)から
San Pellegrino Terme(サン・ペッレグリーノ・テルメ)までの151Km
平面地図的には、「C」の文字のように、左回りで少し戻る形。
途中、ベルガモを通過する。
2級山岳のPasso di Ganda(パッソ・ディ・ガンダ)があるが、
距離も短く、クライマーには一服のステージかもしれない。

現に、コンタドールは昨夜、
「230キロ走った後のベッドは格別だね!明日はステージが短いし、早起きしなくてすむから今晩はDVDタイムだ。」
とコメントしているようだ。
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補給地点を過ぎた時点で、
逃げはなく、集団は1つになっている。
さすがに長くなってはいるが。

ベルガモの丘に入る。
ダイグナン(レディオシャック)が少し飛び出すが、
後ろは付いて来る。
パヴェ(石畳)のため、選手たちは道の両端に分かれて走る。

このあたりから、集団が割れ始めた。
パヴェを越えたところで、20人ほどの先頭グループが形成された。
まださほどの距離差ではない。
メイン集団では、コンタドールがごみを巻き込み、ストップしている。

残り46Kmほど
先頭グループから、さらに、ピノー(クイックステップ)が飛び出している。
ここに何人かの選手が追い付き、小集団を形成。
ピノー、ダウニング、カペッキ、シールドライヤース、ピノッティ、ブランビッラ
の6人だ。

残り39.5Km、タイム差4'29"
残り35.3Km、追走まで1'21"、集団まで4'09"
山に入ってから、先頭は3人となった。
ピノッティ、カペッキ、シールドライヤース

その後ろに、ブランビッラ、ティラロンゴが
それぞれ単独で追走している。

山頂を通過。
やはり単純な下りではない。

後方では、ヴィスコンティがアタック、
ピノー、ヴィシオソが付いた。

バイクの後ろにマイクを握り、話している黒い影。
何と、無謀なダウンヒラー、パオロ・サヴォルデッリとのこと。
自分なら、ここをこう攻めるのに...と考えを巡らせていることだろう。
彼は、特技の下りで、2002年、2005年と2回、Giroを制している。

残り11Km、追走まで1'38"、メイン集団まで6'35"
既にヴィスコンティはメイン集団に吸収されている。
メイン集団はランプレ、リクィガスが引いているが、
残り距離から言っても、逃げグループからステージ優勝が出るだろう。
ブランビッラとティラロンゴは一緒になった。
彼らが追い付けるかどうか。

残り7.5Km、タイム差は、ほぼ変わらない。

残り5Km
このまま行けば、スプリント力のピノッティが有利。
駆け引きが始まる。
カペッキとシールドライヤーズは、しきりに声を掛け合っているようだ。

残り1Km、500m...
誰も行かない。

カペッキが最後尾で、何か仕草を。
アタックの準備か。

ゴール寸前、
ようやくピノッティが腰を浮かす。
しかしカペッキがすかさず前に出る。
あとの2人は、カペッキに届かない。
カペッキが優勝。
ピノッティは2位。
残り距離も少なく、スプリントになりきらなかった。

foto_170208--620x300.jpg
優勝のカペッキ、右がピノッティ、左がシールドライヤーズ
(写真:Giro d'Italia 公式ページから)

ゴールした後、声を掛け合う、
カペッキとシールドライヤーズ。
仲良さそうだ。
健闘をたたえ合っているのか。

その後、カペッキは
まるで落車した選手のように、
路肩にばったり倒れる。
力を出し切った姿だ。
と思ったら、喜んでいたらしい。

3人の後、ブランビッラ、ティラロンゴの順にゴール。
メイン集団は、6分04秒遅れでゴールした。

【ステージ順位】
1.エロス・カペッキ(リクイガス・キャノンデール)
2.マルコ・ピノッティ(HTC・ハイロード)
3.ケヴィン・シールドライヤース(クイックステップ)
4.ジャンルーカ・ブランビッラ(コルナゴ・CSFイノックス)
5.パオロ・ティラロンゴ(アスタナ)

総合上位に変動はない。

0LLT8B0G--620x300.jpg
やはり優勝はいいよね
(写真:Giro d'Italia 公式ページから)
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【別府史之選手のTwit】
「Giro d'Italia #18 前半の逃げに乗るために片道切符で今日は挑んだ。何度も会心のアタック(1300watts)をかけるも吸収されて、捨て身で何度も挑んだ。しかし、ベルガモ(85km地点)までの平均時速が54km/hを超えていて容易ではなかった。ベストは尽くした。」

「Twitter moment」 の特別ゲストに呼ばれたらしい。
306861039.jpg
Today our special guest on "Twitter moment" was....FUMY BEPPU! Thanks Fumy! #giro
(写真:giroditalia のTwitPicから)

タグ:カペッキ
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赤羽 美容室

ブログ見させてもらいました(^ω^)また楽しみに拝見させていただきますね☆!!

by 赤羽 美容室 (2011-05-26 22:59) 

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