サミュエル・サンチェス勝利、コンタドール、タイムを失う【ツール・ド・フランス 2011 第12ステージ】 [ロードレース]
本格的な山岳ステージだ。
Cugnaux キュニョ ～ Luz-Ardiden リュザルディダン 211Km
ゆるやかな登り基調で、119Kmに置かれたスプリントポイントを越え、
1級 La Hourquette d'Ancizan ウルケット・ダンシザン
超級 Col du Tourmalet トゥルマレ峠
を経て、超級ゴールに至るコースだ。
ロマン・フェイユーが痛めた膝不調のため、未出走。
逃げは、6人。
025 Ruben Perez Moreno ルーベン・ペレス（エウスカルテル）
106 Blel Kadri ブレル・カドリ（アージェードゥーゼル）
117 Geraint Thomas ゲラン・トーマス（チームスカイ）
138 Jeremy Roy ジェレミー・ロワ（FDJ）
218 Laurant Mangel ローラン・マンジェル（ソール・ソジャサン）
85 Jose Ivan Gutierrez ホセ・イヴァン・グティエレス（モヴィスター）
（写真：Yahoo！Sports 写真ギャラリーから）
この中から、グティエレスが遅れ、
先頭は5人になった。
最初の1級登りで、
山岳狙いのフーガーランドが飛び出す。
これにシルヴァン・シャヴァネル、ロマン；クロイツィゲルが加わる。
これで、先頭から、5人、1人、3人、プロトンという構図になった。
フーガーランドは、傷のせいか、他の2人に付いていけない。
離されてしまった。
1級の頂上は、
マンジェル、ペレス、カドリ、ロワ、ゲラン・トーマスの順で通過。
ゲラン・トーマスがカーブでぐらつき、左にコースアウト。
幸い、被害はなく、走り出すが、
少し先で、また右にコースアウト。
その後、同じ箇所でメイン集団に落車が発生。
ヴォクレールがコースアウト。
同時に数人がすべる。
この場所の路面に問題があったようだ。
ペーター・ヴェリトス、ウルタスン、．．．
そして、なんとクレーデンも落車。
落車からすぐに飛んで起き上がったが、
右腕を相当すりむいている。
レディオシャック唯一の上位生き残りだけに
個人、チームともに痛い。
残り53Km付近、
クレーデンがようやく集団に追い付いた。
少し前、ヴェリトスがマシンを交換したが、
ここで、ヴォクレールも交換だ。
追い付いたクレーデンが再度、後方に下がり、
メディカルカーから治療を受ける。
***********************
残り50Km、タイム差7'44"
超級トゥールマレーの登りに入っている。
先ほどコースアウトで遅れたゲラン・トーマスが、
後方にいたグティエレスとともに
先頭に追い付いた。
これで先頭は再び6人。
メイン集団も登りに入った。
残り44.2Km、ボトル君、登場。
プロトンではレオパード・トレックがコントロールを続けている。
人数が絞られて来た。
ヘーシンク、ヴァンガーデレン、フグルサング、ヒンカピーなどが
集団から落ちている。
***********************
残り42Km、タイム差3'32"
先頭から、グティエレスが遅れ始めた。
代わりに、後方からクロイツィゲルが追い付き、
グティエレスがパス。
まもなく、先頭に加わるだろう。
メイン集団では、トニー・マルティンが遅れた。
ヴァンデヴェルデも遅れる。
クロイツィゲルから遅れたシャヴァネルは、
もうすぐメイン集団に吸収されそうだ。
先頭から落ちて来たマンジェルがクロイツィゲルに付く。
先頭から、ゲラン・トーマスがアタック、
ロワ、ルーベン・ペレスは付いて行けない。
トーマスの走りで、クロイツィゲルは1分半ほど離されてしまった。
一旦離されたロワが、トーマスにやや追い付いて来た。
集団はイェンス・フォイクトが終始、引き続けている。
アンディ・シュレクが前輪パンク。
テンダムがメインからアタック。
クレーデンがとうとう遅れた。
***********************
頂上は、ゲラン・トーマスに追い付いたロワが先行し、トップ通過。
クロイツィゲルが3位通過。
4位、テンダム、5位、マンジェル
メイン集団トップのフォイクトが6位通過。
（映らないが、カドリ、ペレスがどこかに入っているはずだ）
下りでは、ロワ、トーマスが飛ばしている。
残り16Km、タイム差3'04"
最後の登りだ。
残り10Km、タイム差1'43"
残り8.5Km、タイム差0'59"
1分を切った。
先頭2人に、サミュエル・サンチェス、ヴァネンデールが追い付きそうだ。
残り7.7Km、タイム差0'39"
サンチェス、ヴァネンデールがトップに代わっている。
メイン集団では、力のあるシュミットが引いている。
ロワ、吸収。
ジルベールが遅れる。
ゲラン・トーマス、吸収。
残り6.6Km、45"差
***********************
残り5Km、タイム差1'11"
シュミットの引きにもかかわらず、
前の2人が差を広げている。
アンディがアタック、
追い付くと、フランクがアタック。
ヴァッソがアタック。
コンタドールは少々振り回されている。
先頭は、そのまま逃げ切りになるか。
フランクが行った。
後ろは追わない。
残り450ｍ
先行2人にフランクが追い付きそうか。
いや無理か。
ヴァネンデールもあきらめた。
サミュエル・サンチェス優勝。
サミュエル・サンチェス ステージ勝利
勝利の雄叫び
（写真：Yahoo！Sports 写真ギャラリーから）
エヴァンスたちが来た。
コンタドールが遅れている。
かなり離された。
ようやくゴール。
ステージ4位以降。
バッソ、アンディ、エヴァンス、少し離れて、クネゴ。
遠くに霞んでいるのがコンタドール。
（写真：Yahoo！Sports 写真ギャラリーから）
ヴォクレールが遅れながら
何とかゴール。
マイヨは守ったようだ。
【ステージ結果】
１．Samuel Sanchez サミュエル・サンチェス（エウスカルテル） 6h 01'15"
２．Jelle Vanendert ジェリ・ヴァネンデール（オメガファーマ・ロット） +00'07"
３．Frank Schleck フランク・シュレク（レオパード・トレック） +00'10"
４．Ivan Basso イヴァン・バッソ（リクィガス・キャノンデール） +00'30"
５．Cadel Evans カデル・エヴァンス（BMCレーシング） +00'30"
６．Andy Schleck アンディ・シュレク（レオパード・トレック） +00'30"
７．Damiano Cunego ダミアーノ・クネゴ（ランプレ） +00'35"
８．Alberto Contador アルベルト・コンタドール（サクソバンク・サンガード） +00'43"
９．Thomas Voeckler トマ・ヴォクレール（ユーロップカー） +00'50"
１０．Pierre Rolland ピエール・ローラン（ユーロップカー） +00'50"
ようやくの本格山岳ステージで、
総合順位に変動が出てきた。
コンタドールは、総合7位まで上がって来た。
というより、他選手が落ちて行っただけで、
タイム差はフランクから2'11"、エヴァンスから1'54"と離されている。
また、縮まるのではなく、開いて来ている。
このまま、さらにコンタドールは落ちて行くのか。
ツール前の練習でわかるように
彼がガリビエ峠付近のステージに重点を置いているのは確かだが。
そこまで、挽回出来る圏内で行けるのか。
毎ステージ、切れが感じられない。
もしかしたら．．．今日でツールを去ってしまうかも知れない
と、毎日のように感じる。
選手は調子が悪そうに装う場合もある。
演技か？もし演技だとしたら相当な芸だ。
普通なら、「もうダメ」という表情だが．．．。
（写真：Yahoo！Sports 写真ギャラリーから）
一方、バッソは目立たないうちに
昨ステージ後11位、今日は5位と順位を上げて来た。
密かに狙っているような感じだが、どうか。
クネゴは、前のレース、最終日逆転で優勝を逃している。
これまた密かに期するものがあるだろう。
何と言っても、
エヴァンスが、
まるで、これまでの不運を皆に配ったかのように、
好調、幸運だ。
ミスター2位の汚名返上なるのか。
【総合順位】
１．Tomas Voeckler トマ・ヴォクレール（ユーロップカー） 51h 54'44"
２．Frank Schleck フランク・シュレク（レオパード・トレック） +01'49"
３．Cadel Evans カデル・エヴァンス（BMCレーシング） +02'06"
４．Andy Shleck アンディ・シュレク（レオパード・トレック） +02'17"
５．Ivan Basso イヴァン・バッソ（リクィガス・キャノンデール） +03'16"
６．Damiano Cunego ダミアーノ・クネゴ（ランプレ） +03'22"
７．Alberto Contador アルベルト・コンタドール（サクソバンク・サンガード） +04'00"
８．Samuel Sanchez サミュエル・サンチェス（エウスカルテル） +04'11"
９．TOm Danielson トム・ダニエルソン（ガーミン・サーヴェロ） +04'35"
１０．Nicolas Roche ニコラス・ロシュ（アージェードゥゼル） +04'57"
Cugnaux キュニョ ～ Luz-Ardiden リュザルディダン 211Km
ゆるやかな登り基調で、119Kmに置かれたスプリントポイントを越え、
1級 La Hourquette d'Ancizan ウルケット・ダンシザン
超級 Col du Tourmalet トゥルマレ峠
を経て、超級ゴールに至るコースだ。
ロマン・フェイユーが痛めた膝不調のため、未出走。
逃げは、6人。
025 Ruben Perez Moreno ルーベン・ペレス（エウスカルテル）
106 Blel Kadri ブレル・カドリ（アージェードゥーゼル）
117 Geraint Thomas ゲラン・トーマス（チームスカイ）
138 Jeremy Roy ジェレミー・ロワ（FDJ）
218 Laurant Mangel ローラン・マンジェル（ソール・ソジャサン）
85 Jose Ivan Gutierrez ホセ・イヴァン・グティエレス（モヴィスター）
（写真：Yahoo！Sports 写真ギャラリーから）
この中から、グティエレスが遅れ、
先頭は5人になった。
最初の1級登りで、
山岳狙いのフーガーランドが飛び出す。
これにシルヴァン・シャヴァネル、ロマン；クロイツィゲルが加わる。
これで、先頭から、5人、1人、3人、プロトンという構図になった。
フーガーランドは、傷のせいか、他の2人に付いていけない。
離されてしまった。
1級の頂上は、
マンジェル、ペレス、カドリ、ロワ、ゲラン・トーマスの順で通過。
ゲラン・トーマスがカーブでぐらつき、左にコースアウト。
幸い、被害はなく、走り出すが、
少し先で、また右にコースアウト。
その後、同じ箇所でメイン集団に落車が発生。
ヴォクレールがコースアウト。
同時に数人がすべる。
この場所の路面に問題があったようだ。
ペーター・ヴェリトス、ウルタスン、．．．
そして、なんとクレーデンも落車。
落車からすぐに飛んで起き上がったが、
右腕を相当すりむいている。
レディオシャック唯一の上位生き残りだけに
個人、チームともに痛い。
残り53Km付近、
クレーデンがようやく集団に追い付いた。
少し前、ヴェリトスがマシンを交換したが、
ここで、ヴォクレールも交換だ。
追い付いたクレーデンが再度、後方に下がり、
メディカルカーから治療を受ける。
***********************
残り50Km、タイム差7'44"
超級トゥールマレーの登りに入っている。
先ほどコースアウトで遅れたゲラン・トーマスが、
後方にいたグティエレスとともに
先頭に追い付いた。
これで先頭は再び6人。
メイン集団も登りに入った。
残り44.2Km、ボトル君、登場。
プロトンではレオパード・トレックがコントロールを続けている。
人数が絞られて来た。
ヘーシンク、ヴァンガーデレン、フグルサング、ヒンカピーなどが
集団から落ちている。
***********************
残り42Km、タイム差3'32"
先頭から、グティエレスが遅れ始めた。
代わりに、後方からクロイツィゲルが追い付き、
グティエレスがパス。
まもなく、先頭に加わるだろう。
メイン集団では、トニー・マルティンが遅れた。
ヴァンデヴェルデも遅れる。
クロイツィゲルから遅れたシャヴァネルは、
もうすぐメイン集団に吸収されそうだ。
先頭から落ちて来たマンジェルがクロイツィゲルに付く。
先頭から、ゲラン・トーマスがアタック、
ロワ、ルーベン・ペレスは付いて行けない。
トーマスの走りで、クロイツィゲルは1分半ほど離されてしまった。
一旦離されたロワが、トーマスにやや追い付いて来た。
集団はイェンス・フォイクトが終始、引き続けている。
アンディ・シュレクが前輪パンク。
テンダムがメインからアタック。
クレーデンがとうとう遅れた。
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頂上は、ゲラン・トーマスに追い付いたロワが先行し、トップ通過。
クロイツィゲルが3位通過。
4位、テンダム、5位、マンジェル
メイン集団トップのフォイクトが6位通過。
（映らないが、カドリ、ペレスがどこかに入っているはずだ）
下りでは、ロワ、トーマスが飛ばしている。
残り16Km、タイム差3'04"
最後の登りだ。
残り10Km、タイム差1'43"
残り8.5Km、タイム差0'59"
1分を切った。
先頭2人に、サミュエル・サンチェス、ヴァネンデールが追い付きそうだ。
残り7.7Km、タイム差0'39"
サンチェス、ヴァネンデールがトップに代わっている。
メイン集団では、力のあるシュミットが引いている。
ロワ、吸収。
ジルベールが遅れる。
ゲラン・トーマス、吸収。
残り6.6Km、45"差
***********************
残り5Km、タイム差1'11"
シュミットの引きにもかかわらず、
前の2人が差を広げている。
アンディがアタック、
追い付くと、フランクがアタック。
ヴァッソがアタック。
コンタドールは少々振り回されている。
先頭は、そのまま逃げ切りになるか。
フランクが行った。
後ろは追わない。
残り450ｍ
先行2人にフランクが追い付きそうか。
いや無理か。
ヴァネンデールもあきらめた。
サミュエル・サンチェス優勝。
サミュエル・サンチェス ステージ勝利
勝利の雄叫び
（写真：Yahoo！Sports 写真ギャラリーから）
エヴァンスたちが来た。
コンタドールが遅れている。
かなり離された。
ようやくゴール。
ステージ4位以降。
バッソ、アンディ、エヴァンス、少し離れて、クネゴ。
遠くに霞んでいるのがコンタドール。
（写真：Yahoo！Sports 写真ギャラリーから）
ヴォクレールが遅れながら
何とかゴール。
マイヨは守ったようだ。
【ステージ結果】
１．Samuel Sanchez サミュエル・サンチェス（エウスカルテル） 6h 01'15"
２．Jelle Vanendert ジェリ・ヴァネンデール（オメガファーマ・ロット） +00'07"
３．Frank Schleck フランク・シュレク（レオパード・トレック） +00'10"
４．Ivan Basso イヴァン・バッソ（リクィガス・キャノンデール） +00'30"
５．Cadel Evans カデル・エヴァンス（BMCレーシング） +00'30"
６．Andy Schleck アンディ・シュレク（レオパード・トレック） +00'30"
７．Damiano Cunego ダミアーノ・クネゴ（ランプレ） +00'35"
８．Alberto Contador アルベルト・コンタドール（サクソバンク・サンガード） +00'43"
９．Thomas Voeckler トマ・ヴォクレール（ユーロップカー） +00'50"
１０．Pierre Rolland ピエール・ローラン（ユーロップカー） +00'50"
ようやくの本格山岳ステージで、
総合順位に変動が出てきた。
コンタドールは、総合7位まで上がって来た。
というより、他選手が落ちて行っただけで、
タイム差はフランクから2'11"、エヴァンスから1'54"と離されている。
また、縮まるのではなく、開いて来ている。
このまま、さらにコンタドールは落ちて行くのか。
ツール前の練習でわかるように
彼がガリビエ峠付近のステージに重点を置いているのは確かだが。
そこまで、挽回出来る圏内で行けるのか。
毎ステージ、切れが感じられない。
もしかしたら．．．今日でツールを去ってしまうかも知れない
と、毎日のように感じる。
選手は調子が悪そうに装う場合もある。
演技か？もし演技だとしたら相当な芸だ。
普通なら、「もうダメ」という表情だが．．．。
（写真：Yahoo！Sports 写真ギャラリーから）
一方、バッソは目立たないうちに
昨ステージ後11位、今日は5位と順位を上げて来た。
密かに狙っているような感じだが、どうか。
クネゴは、前のレース、最終日逆転で優勝を逃している。
これまた密かに期するものがあるだろう。
何と言っても、
エヴァンスが、
まるで、これまでの不運を皆に配ったかのように、
好調、幸運だ。
ミスター2位の汚名返上なるのか。
【総合順位】
１．Tomas Voeckler トマ・ヴォクレール（ユーロップカー） 51h 54'44"
２．Frank Schleck フランク・シュレク（レオパード・トレック） +01'49"
３．Cadel Evans カデル・エヴァンス（BMCレーシング） +02'06"
４．Andy Shleck アンディ・シュレク（レオパード・トレック） +02'17"
５．Ivan Basso イヴァン・バッソ（リクィガス・キャノンデール） +03'16"
６．Damiano Cunego ダミアーノ・クネゴ（ランプレ） +03'22"
７．Alberto Contador アルベルト・コンタドール（サクソバンク・サンガード） +04'00"
８．Samuel Sanchez サミュエル・サンチェス（エウスカルテル） +04'11"
９．TOm Danielson トム・ダニエルソン（ガーミン・サーヴェロ） +04'35"
１０．Nicolas Roche ニコラス・ロシュ（アージェードゥゼル） +04'57"
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