アメリカ期待のテイラー・フィニーが個人TTを制す【ジロ・デ・イタリア 2012 第1ステージ】

8.7Km 個人TT（タイムトライアル）ステージ
ヘアニング（デンマーク）

本命がいないと言われる今年のジロ。
繰上げで昨年の優勝者となったミケーレ・スカルポーニ（ランプレ）
過去の優勝者であるダミアーノ・クネゴ（ランプレ）とイヴァン・バッソ（リクィガス）
他に
フランク・シュレック（レディオシャック・ニッサン）
ロマン・クロイツィゲル（アスタナ）
などが有力だが、コンディションなどを含め、突出した選手がいないだけに、
「本命がいない」というのは事実だろう。

BMCのテイラー・フィニー、アレッサンドロ・バッラン、
驢馬で有名なマルツィオ・ブルセギン（モヴィスター）、
シモーニのV2の障害となったホセ・ルハノ（アンドローニ・ジョカットリ）、
ガーミンのタイラー・ファラー、
何かと問題があると言われるマーク・カヴェンディッシュ（スカイ）、
ファルネーゼヴィーニの「キアラ」フィリッポ・ポッツァート
などの動きも楽しみだ。

おっと、書き忘れるところだった。
オーストラリアのチームに行った別府史之（オリカ グリーンエッジ）の活躍も見逃せない。
まだまだ書ききれないほど、素晴らしい選手たちがいるが、
どこかで目立って来ることだろう。

日本時間 01:00
現時点での暫定トップは
ラムナス・ナヴァルダスカス（ガーミン） 10'48"
かなり迫ったが惜しかったのは、ブレット・ランカスター（オリカ グリーンエッジ）、1"差だ。

日本時間 01:26
インタビューで、ドメニコ・ポッツォヴィーボ（コルナゴ）がピアノを弾いている。なかなかいい。

日本時間 01:52
マヌエーレ・ボアーロ（サクソバンク）が暫定トップに立つ。
しかし、直後のゲラン・トーマスもいいタイムだ。
日本時間 01:54
結局、ボアーロの暫定首位はつかの間だった。
ゲラン・トーマスがボアーロの記録を上回る。10'35"
暫定2位ボアーロが+6"、同3位ナヴァルダスカスが+13"

日本時間 01:58
目まぐるしいほどだ。
今度は、期待の若手テイラー・フィニー（BMC）が、さらに9秒短いタイムを叩き出した。10'26"
しかし、この後、まだまだ有力選手が控えている。

日本時間 02:03
エリック・ラーション（ヴァカンソレイユ）が中間地点を通過、
しかし、暫定5位のタイムといまいちだ。
画面では、アレックス・ラスムッセン（ガーミン）が注目されている。

日本時間 02:12
ラスムッセンは健闘したが、暫定3位に終わった。
フランク・シュレックはすでに走っている。
イヴァン・バッソがスタートした。

日本時間 02:12（現地時間19:19）
最後の走者、ミケーレ・スカルポーニがスタートした。

日本時間 02:31
スカルポーニがゴールして、今日のレースは終わった。
先ほど、「有力選手」と書いたときには、ラーションらが念頭にあった。
しかし、結局はフィニーがそのまま優勝だ。
これでフィニーがマリア・ローザを着ることになる。


（写真：ジロ公式サイト ライブ映像から）

別府史之選手は、首位から1'10"遅れの11'36"でゴール。
145位だった。

【ステージ結果】
１．Taylor Phinney (BMC) 　　 　　10'26"
２．Geraint Thomas (SKY)　　　　　　+9"
３．Alex Rasmussen (GRM)　　　　　+13"
４．Manuele Boaro (SAX)　　　　　　+15"
５．Gustav Erik Larsson (VCD)　　　 +22"
６．Ramunas Navardauskas (GRM)　 +22"
７．Brett Lancaster (OGE)　　　　　 +23"
８．Marco Pinotti (BMC)　　　　　　 +24"
９．Jesse Sergent (RNT)　　　　　　 +26"
１０．Nelson Oliveira (RNT)　　　　　 +27"

全順位は、下記に掲載されている。
http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2012/classifiche/it/t_01_class.shtml?lang=it


（写真：テイラー・フィニー、マリア・ローザを着てシャンパンファイト ヤフー写真ギャラリーより）

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