グライペル、僅差でサガンを破る。ゴール前1Km、なんとウィギンスが突然の引き！【ツール・ド・フランス 2012年 第13ステージ】 [ロードレース]
Saint-Paul-Trois-Châteaux サン・ポール・トロワ・シャトー から
Le Cap d'Agde ル・カップ・ダグド までの217km
平坦ステージ
ゴール前、海岸沿いの風が選手たちの敵になる。
（写真：ステージ実スタート地点 ツール公式サイトから）
（写真：バンザイしているのはユーロップカーのクリストフ・ケルヌ。大丈夫か？ケルヌ。 ツール公式サイトから）
先行は8人。
中間スプリントポイント
先行の選手は特に争わなかった。
ポイントライン付近で、ウルタスンが左右の選手に語りかける。
ここは争わないで先へ行こう、というようなことだろうか。
しかし、話しながら、ウルタスンはちゃっかりトップを取る。
作戦の可能性もある。
集団は、ゴス、グライペル、サガンが勝負に行ったが、
途中でゴスは止め、サガン、グライペル、ゴスの順で通過。
ゴスは昨ステージの降格、ペナルティでかなり痛手を負っている。
少しやる気を削がれているか。
【スプリントポイント順位】
1. Pablo Perez Urtasun (EUS) 20pts
2. Roy Curvers (ARG) 17pts
3. Jérôme Pineau (OPQ) 15pts
4. Matthieu Ladagnous (FDJ) 13pts
5. Jimmy Engoulvent (SAU) 11pts
6. Samuel Dumoulin (COF) 10pts
7. Maxime Bouet (ALM) 9pts
8. Michael Morkov (STB) 8pts
-- ここまでが先行グループ --
9. Peter Sagan (LIQ) 7pts
10. Andre Greipel (LTB) 6pts
11. Matthew Goss (OGE) 5pts
12. Daryl Impey (OGE) 4pts
13. Baden Cooke (OGE) 3pts
14. Bernhard Eisel (SKY) 2pts
15. Michael Rogers (SKY) 1pt
プロトンのスプリントポイント通過と前後し
後方では落車発生。
ピーター・ベリトスが道路左のフェンス（移動タイプ）を巻き込み、倒れている。
立ち上がって、左足を動かしチェックしているので、
大きな怪我はないと思われる。
ベリトスは再スタートした。
この落車に巻き込まれた、デイヴィッド・ザブリスキーが
ドクターカーに掴まって治療。こちらも左足か。
ベリトスがプロトンに戻った。
残り距離72.4Km、タイム差2'25"
スプリントポイント前は5分ほどあったタイム差が2分台に縮まった。
海岸線が近くなって来た。
集団から遅れていたケルヌが戻った。
先行グループではジェローム・ピノーがパンクで遅れたが、無事戻った。
集団との差が少なくなってきたところで、
ジェローム・ピノーがアタックしたが、すぐに追い付かれ
今度は、モルコフがアタック。15秒ほど差を付けた。
残り距離42.2Km、タイム差1'03"＜2'20"
先頭モルコフから集団までは3’23”
モルコフから追走までは1分ほどの差が付いている。
モルコフはかなり飛ばしている。
プロトンは、BMCが前へ出て来て、コントロール。
海風による分断の可能性、危険回避を考慮しているのだろう。
既にモルコフが今日の敢闘賞に決定したようだ。
そういえば、モルコフは父のために走ると聞いていた。
5年前のこの日に亡くなったという。
まだ海岸線は見えないが、プロトンが分断された。
遅れた中には、ライプハイマー、バルベルデ、タラマエ、ザブリスキー、ミラーなどがいる。
彼らはもう戻れないだろう。
集団後方で落車発生
ケシアコフが巻き込まれた。
アントニー・ルーが立ち上がれない。
他の選手は再スタートした。
モルコフが3級山岳モンサンクレールの上りに入った。
追走、プロトンとの差はあまりない。
カルーゾがアタック、エヴァンスが追う。
モルコフはふらふら。
プロトンからウィギンスが行く。
メンショフがモルコフをかわす。
エヴァンス、ヴァンデンブロック、ロシュが追う。
もうプロトンもすぐ後に見えている。
ヴァンデンブロック、エヴァンスの順で山頂を通過
メイン集団が先頭。25人ほど。
SKYが引き始めた。
サガンはウィギンスの後ろにいる。
スプリンターを含む18人ほどが遅れている。
タイム差は25”
ボアッソン・ハーゲンがウィギンスと会話をしている。
カヴェンディッシュたちを待つ気配か。
残り16.3Km
ヴィノクロフがアタック、アルバジーニが追う。
2人がメイン集団を100ｍ/16"ほど離した。
カヴェンディッシュたちは、1'05"後方だ。
残り12Km、タイム差22”
メイン集団はロット・ベリソル5人が引く。
グライペルの後ろにはサガンがぴったり付いている。
残り8.8Km、タイム差13"
先行2人が健闘、なかなか縮まらない。
（写真：アルバジーニとヴィノクロフ、迫力ある形相で逃げている ヤフースポーツフォトギャラリーより）
残り3.7Km
風の影響か、集団後方が分断された。
前は15人弱しかいない。
残念ながら、新城は後ろだ。
前に戻るため、新城が先頭で引いている。
残り3Km
前の2人は見えているが、
ロット・ベリソルの駒が尽きている。
ヴァンデンブロックが引く。
残り2.6Kmで2人を吸収。
SKYのコントロールに戻った。
残り2.2Km
LL・サンチェスが絶妙なタイミングでアタック。
アルゴス・シマノの選手が一人追い、追いつく。
この2人で行けるか。
残り1Km
なんとウィギンスが先頭に立ち、猛烈に引く。
後ろに付くボアッソン・ハーゲンのアシストだ。
サンチェスたちになす術はない。
スプリントになった。
ボアッソン・ハーゲンをかわし、グライペルが行く。
右からサガンが出る。
2人の勝負だ。
サガンは少しスピードに乗り切れていないか。
グライペルがラストエファット、ハンドルを投げ出す。
サガンもハンドルを投げるが、ややタイミングが遅い。
どっちだ。
サガンがグライペルを見る。
グライペルが片手を上げる。
車輪半分の差でグライペルの勝利だ。
グライペルはチームのトレインが機能していた。
サガンと一緒にいたのはニバリのみでアシストゼロ状態。
自ら、足を使わざるを得なかった上に、ウィギンスのスピード。
ピュア・スプリンターのグライペルに部があった。
（写真：まさに車輪半分。グライペルは既にハンドルを投げているが、サガンはこの後だ。ん？グライペルの方が大きい車輪を使っているか？ ツール公式サイトから）
アシストしてもらったが、ボアッソン・ハーゲンは3位。
しかし、ウィギンスのスピードで、迫力あるレースとなった。
ゴール前の主役は文句なくウィギンスだった。
すごい。
カヴェンディッシュはいなかったが、サガンに勝てたということで
グライペルには、またうれしい勝利だったに違いない。
（写真：アンドレ・グライペル、以前より貫禄が出て来たような印象だ。お腹もか？ ヤフースポーツフォトギャラリーより）
【ステージ順位】
１．Andre Greipel アンドレ・グライペル (LTB) 4h57'59"
２．Peter Sagan ペーター・サガン (LIQ) +00"
３．Edvald Boasson Hagen エドゥヴァルド・ボアッソン・ハーゲン (SKY)
４．Sébastien Hinault セバスティアン・イノー (ALM)
５．Daryl Impey ダリル・インペイ (OGE)
６．Julien Simon ジュリアン・シモン (SAU)
７．Marco Marcato マルコ・マルカート (VCD)
８．Philippe Gilbert フィリップ・ジルベール (BMC)
９．Peter Velits ピーター・ベリトス (OPQ)
１０．Danilo Hondo ダニーロ・ホンド (LAM)
総合順位は変わらない。
【総合順位】
１．Bradley Wiggins ブラッドリー・ウィギンス (SKY) 59h32'32"
２．Christopher Froome フルーム (SKY) +2'05"
３．Vincenzo Nibali ヴィンツェンツォ・ニバリ (LIQ) +2'23"
４．Cadel Evans カデル・エヴァンス (BMC) +3'19"
５．Jurgen Van Den Broeck ユルゲン・ヴァンデンブロック (LTB) +4'48"
６．Himar Zubeldia アイマル・スベルディア (RNT) +6'15"
７．Tejay Van Garderen ティージェイ・ヴァン・ガードレン (BMC) +6'57"
８．Janez Brajkovic ヤネス・ブライコヴィッチ (AST) +7'30"
９．Pierre Rolland ピエール・ローラン (EUC) +8'31"
１０．Thibaut Pinot ティボー・ピノー (FDJ) +8'51"
新城幸也は、+1'45"の48位、総合では、+1h37'33"の88位
ちなみにバンザイしていたケルヌは+14'12"の163位．．．
山岳ではないが、今日のウィギンスの走りは十分な余裕を見せたことになる。
Roadcycling.com では、既に
The Tour de France or Tour de Wiggins?
などという見出しになっている。
Le Cap d'Agde ル・カップ・ダグド までの217km
平坦ステージ
ゴール前、海岸沿いの風が選手たちの敵になる。
（写真：ステージ実スタート地点 ツール公式サイトから）
（写真：バンザイしているのはユーロップカーのクリストフ・ケルヌ。大丈夫か？ケルヌ。 ツール公式サイトから）
先行は8人。
中間スプリントポイント
先行の選手は特に争わなかった。
ポイントライン付近で、ウルタスンが左右の選手に語りかける。
ここは争わないで先へ行こう、というようなことだろうか。
しかし、話しながら、ウルタスンはちゃっかりトップを取る。
作戦の可能性もある。
集団は、ゴス、グライペル、サガンが勝負に行ったが、
途中でゴスは止め、サガン、グライペル、ゴスの順で通過。
ゴスは昨ステージの降格、ペナルティでかなり痛手を負っている。
少しやる気を削がれているか。
【スプリントポイント順位】
1. Pablo Perez Urtasun (EUS) 20pts
2. Roy Curvers (ARG) 17pts
3. Jérôme Pineau (OPQ) 15pts
4. Matthieu Ladagnous (FDJ) 13pts
5. Jimmy Engoulvent (SAU) 11pts
6. Samuel Dumoulin (COF) 10pts
7. Maxime Bouet (ALM) 9pts
8. Michael Morkov (STB) 8pts
-- ここまでが先行グループ --
9. Peter Sagan (LIQ) 7pts
10. Andre Greipel (LTB) 6pts
11. Matthew Goss (OGE) 5pts
12. Daryl Impey (OGE) 4pts
13. Baden Cooke (OGE) 3pts
14. Bernhard Eisel (SKY) 2pts
15. Michael Rogers (SKY) 1pt
プロトンのスプリントポイント通過と前後し
後方では落車発生。
ピーター・ベリトスが道路左のフェンス（移動タイプ）を巻き込み、倒れている。
立ち上がって、左足を動かしチェックしているので、
大きな怪我はないと思われる。
ベリトスは再スタートした。
この落車に巻き込まれた、デイヴィッド・ザブリスキーが
ドクターカーに掴まって治療。こちらも左足か。
ベリトスがプロトンに戻った。
残り距離72.4Km、タイム差2'25"
スプリントポイント前は5分ほどあったタイム差が2分台に縮まった。
海岸線が近くなって来た。
集団から遅れていたケルヌが戻った。
先行グループではジェローム・ピノーがパンクで遅れたが、無事戻った。
集団との差が少なくなってきたところで、
ジェローム・ピノーがアタックしたが、すぐに追い付かれ
今度は、モルコフがアタック。15秒ほど差を付けた。
残り距離42.2Km、タイム差1'03"＜2'20"
先頭モルコフから集団までは3’23”
モルコフから追走までは1分ほどの差が付いている。
モルコフはかなり飛ばしている。
プロトンは、BMCが前へ出て来て、コントロール。
海風による分断の可能性、危険回避を考慮しているのだろう。
既にモルコフが今日の敢闘賞に決定したようだ。
そういえば、モルコフは父のために走ると聞いていた。
5年前のこの日に亡くなったという。
まだ海岸線は見えないが、プロトンが分断された。
遅れた中には、ライプハイマー、バルベルデ、タラマエ、ザブリスキー、ミラーなどがいる。
彼らはもう戻れないだろう。
集団後方で落車発生
ケシアコフが巻き込まれた。
アントニー・ルーが立ち上がれない。
他の選手は再スタートした。
モルコフが3級山岳モンサンクレールの上りに入った。
追走、プロトンとの差はあまりない。
カルーゾがアタック、エヴァンスが追う。
モルコフはふらふら。
プロトンからウィギンスが行く。
メンショフがモルコフをかわす。
エヴァンス、ヴァンデンブロック、ロシュが追う。
もうプロトンもすぐ後に見えている。
ヴァンデンブロック、エヴァンスの順で山頂を通過
メイン集団が先頭。25人ほど。
SKYが引き始めた。
サガンはウィギンスの後ろにいる。
スプリンターを含む18人ほどが遅れている。
タイム差は25”
ボアッソン・ハーゲンがウィギンスと会話をしている。
カヴェンディッシュたちを待つ気配か。
残り16.3Km
ヴィノクロフがアタック、アルバジーニが追う。
2人がメイン集団を100ｍ/16"ほど離した。
カヴェンディッシュたちは、1'05"後方だ。
残り12Km、タイム差22”
メイン集団はロット・ベリソル5人が引く。
グライペルの後ろにはサガンがぴったり付いている。
残り8.8Km、タイム差13"
先行2人が健闘、なかなか縮まらない。
（写真：アルバジーニとヴィノクロフ、迫力ある形相で逃げている ヤフースポーツフォトギャラリーより）
残り3.7Km
風の影響か、集団後方が分断された。
前は15人弱しかいない。
残念ながら、新城は後ろだ。
前に戻るため、新城が先頭で引いている。
残り3Km
前の2人は見えているが、
ロット・ベリソルの駒が尽きている。
ヴァンデンブロックが引く。
残り2.6Kmで2人を吸収。
SKYのコントロールに戻った。
残り2.2Km
LL・サンチェスが絶妙なタイミングでアタック。
アルゴス・シマノの選手が一人追い、追いつく。
この2人で行けるか。
残り1Km
なんとウィギンスが先頭に立ち、猛烈に引く。
後ろに付くボアッソン・ハーゲンのアシストだ。
サンチェスたちになす術はない。
スプリントになった。
ボアッソン・ハーゲンをかわし、グライペルが行く。
右からサガンが出る。
2人の勝負だ。
サガンは少しスピードに乗り切れていないか。
グライペルがラストエファット、ハンドルを投げ出す。
サガンもハンドルを投げるが、ややタイミングが遅い。
どっちだ。
サガンがグライペルを見る。
グライペルが片手を上げる。
車輪半分の差でグライペルの勝利だ。
グライペルはチームのトレインが機能していた。
サガンと一緒にいたのはニバリのみでアシストゼロ状態。
自ら、足を使わざるを得なかった上に、ウィギンスのスピード。
ピュア・スプリンターのグライペルに部があった。
（写真：まさに車輪半分。グライペルは既にハンドルを投げているが、サガンはこの後だ。ん？グライペルの方が大きい車輪を使っているか？ ツール公式サイトから）
アシストしてもらったが、ボアッソン・ハーゲンは3位。
しかし、ウィギンスのスピードで、迫力あるレースとなった。
ゴール前の主役は文句なくウィギンスだった。
すごい。
カヴェンディッシュはいなかったが、サガンに勝てたということで
グライペルには、またうれしい勝利だったに違いない。
（写真：アンドレ・グライペル、以前より貫禄が出て来たような印象だ。お腹もか？ ヤフースポーツフォトギャラリーより）
【ステージ順位】
１．Andre Greipel アンドレ・グライペル (LTB) 4h57'59"
２．Peter Sagan ペーター・サガン (LIQ) +00"
３．Edvald Boasson Hagen エドゥヴァルド・ボアッソン・ハーゲン (SKY)
４．Sébastien Hinault セバスティアン・イノー (ALM)
５．Daryl Impey ダリル・インペイ (OGE)
６．Julien Simon ジュリアン・シモン (SAU)
７．Marco Marcato マルコ・マルカート (VCD)
８．Philippe Gilbert フィリップ・ジルベール (BMC)
９．Peter Velits ピーター・ベリトス (OPQ)
１０．Danilo Hondo ダニーロ・ホンド (LAM)
総合順位は変わらない。
【総合順位】
１．Bradley Wiggins ブラッドリー・ウィギンス (SKY) 59h32'32"
２．Christopher Froome フルーム (SKY) +2'05"
３．Vincenzo Nibali ヴィンツェンツォ・ニバリ (LIQ) +2'23"
４．Cadel Evans カデル・エヴァンス (BMC) +3'19"
５．Jurgen Van Den Broeck ユルゲン・ヴァンデンブロック (LTB) +4'48"
６．Himar Zubeldia アイマル・スベルディア (RNT) +6'15"
７．Tejay Van Garderen ティージェイ・ヴァン・ガードレン (BMC) +6'57"
８．Janez Brajkovic ヤネス・ブライコヴィッチ (AST) +7'30"
９．Pierre Rolland ピエール・ローラン (EUC) +8'31"
１０．Thibaut Pinot ティボー・ピノー (FDJ) +8'51"
新城幸也は、+1'45"の48位、総合では、+1h37'33"の88位
ちなみにバンザイしていたケルヌは+14'12"の163位．．．
山岳ではないが、今日のウィギンスの走りは十分な余裕を見せたことになる。
Roadcycling.com では、既に
The Tour de France or Tour de Wiggins?
などという見出しになっている。
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