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ウィギンス、ボアッソン・ハーゲンの引きが実り、カヴェンディッシュ圧勝。ジルベールは犬に負ける。【ツール・ド・フランス 2012年 第18ステージ】 [ロードレース]

Blagnac ブラニャック から Brive-la-Gaillarde ブリヴ・ラ・ガイヤールド までの 222.5km

本格山岳ステージではないが、
僅差で山岳賞ジャージを目指すヴォクレール、ケシアコフには休まらないステージだ。

Côte de Saint-Georges コテ・ド・サン・ジョルジュ (186m、3級)
補給ポイント
スプリントポイント
Côte de Cahors コテ・ド・カオール (206m、4級)
Côte de Souillac コテ・ド・スイヤック (206m、4級)
Côte de Lissac-sur-Couze コテ・ド・リサック・シュル・クーズ (290m、4級)
ゴール

le-tour-france-2012-stage-20120720-081823-174.jpg
(写真:例年より早いツールだが、やはりひまわりの中を走るのはいかにもという感がする ヤフースポーツギャラリーより)

この時点での逃げ16人の中に、新城幸也が入っている。
彼の先行は、ヴォクレールを援護するチームプレイでもある。

163 Rui Alberto Costa ルイ・アルベルト・ファリア・ダ・コスタ (MOV)
119 Jelle Vanendert イェーレ・ヴァネンデール (LTB)
189 Alexadr Vinokourov アレクサンドル・ヴィノクロフ (AST)
102 Edvald Boasson Hagen エドヴァルド・ボアッソン・ハーゲン (SKY)
148 Jérémy Roy ジェレミー・ロワ (FDJ)
17 Yaroslav Popovych ヤロスラフ・ポポヴィッチ (RNT)
22 Yukiya Arashiro 新城幸也 (EUC)
115 Adam Hansen アダム・ハンセン (LTB)
66 David Millar デーヴィッド・ミラー (GRS)
202 Michael Albasini ミハエル・アルバジーニ (OGE)
137 Luca Paolini ルーカ・パオリーニ (KAT)
122 Kris Boeckmans クリス・ボックマンス (VCD)
176 Nick Nuyens ニック・ナイエンス (STB)
173 Karsten Kroon カルステン・クローン (STB)
215 Patrick Gretsch パトリック・グレッチュ (ARG)
85 Julien Fouchard ジュリアン・フシャール (COF)

最初の山岳ポイントは、新城が2位を取った。
1. Nick Nuyens (STB) 2pts
2. Yukiya Arashiro (EUC) 1pt

【中間スプリントポイント順位】
1. Boeckmans (VCD) 20pt
2. Roy (FDJ) 17pts
3. Gretsch (ARG) 15pts
4. Boasson Hagen (SKY) 13pts
5. Vinokourov (AST) 11pts
6. Paolini (KAT) 10pts
7. Albasini (OGE) 9pts
8. Kroon (STB) 8pts
9. Millar (GRS) 7pts
10. Hansen (LTB) 6pts
11. Popovych (RNT) 5pts
12. Arashiro (EUC) 4pts
13. Nuyens (STB) 3pts
14. Costa (MOV) 2pts
15. Vanendert (LTB) 1pt

2つ目の山岳ポイントは、1位のみ
1.Michael Albasini 1pts

残り距離72Km、タイム差1'39"
まもなく今日3つ目の山(4級)
ここは新城が1位通過。
先行グループは、
ボアッソン・ハーゲンのアタック、
ミラーのアタックなどがあり、
かなり揺さぶられている。

ボックマンスが吸収。
フシャールも抜け、先行は14人。

残り31Km、タイム差1'15"
差が詰まって来た。
残り24.9Km、タイム差44"
残り19.4Km、タイム差38"
ハンセンがアタック、ロワが付く。
新城を含む残り12人は離された。

新城はポポヴィッチ、グレッチュとともに追走したが、残り14Kmで吸収。
残りの選手も次々と吸収された。

前は5人
ヴィノクロフ、ロワ、ハンセン、パオリーニ、ナイエンス
集団から、Mate ルイス・マテ・マルドネス (COF)がアタック

残り11.2Km、タイム差25"
先頭が分かれた。
ヴィノクロフがアタックし、ハンセン、パオリーニが付く。
追走がロワ、ナイエンス

残り7.3Km
ヴィノクロフ、パオリーニ、ハンセンの3人に
後方から、LL・サンチェス、ロシュ、クレーデンが追走。
残り5.6Km
3人が追いつき、先頭は6人に。
追いついた途端、LL・サンチェスがそのまま飛ばす。

メイン集団は、リクィガスが引き速度が上がっている。

残り4.7Kmを過ぎるころ、雨がやや本降りになる。
メイン集団は危険回避のためか、やや速度を弱めた。
前にはチャンスだ。

残り3.3Km
ここまで来たヴィノクロフが先頭から遅れる。

残り2Km
路面が濡れて来た。
カーブがあり、危険だったが、
そろそろ集団も再追い上げか。

残り1.2Km
ウィギンスが先頭で引き始めた。
先日同様、速い。
ボアッソン・ハーゲンが続く。
その後ろにはカヴェンディッシュ。
SKYトレインの形になった。
カヴェンディッシュの背後にはサガンが付いている。

残り1Km
先行集団からハンセンが最後のアタック。

ゴールが迫る。
前に出たLL・サンチェスにニコラス・ロシュが付いて、まだ粘る。

ウィギンスが抜けた。

カヴェンディッシュが猛然とダッシュ開始。
進む先にいるサンチェス、ロスの2人にぶつかっても弾きそうな勢いだ。
今ツールで目立つようになった忍者走行をしている。
サガンは無理やり前に出ず、
前にいるゴスを風よけにしているが、
ゴス自身が十分にダッシュできていない。
この時点でサガンは気持ちを切り替えたようだ。
速度が上がり掛けたところで、カヴェンディッシュがゴール。
まだ、サンチェス、ロシュが左から進んでいるが、
ゴス、サガンが前に出る。
しかし、既に2、3位だ。

tour2012_stage18_FIN_HDR_IMG.jpg
(写真:カヴェンディッシュ、手を上げてゴール 公式サイト ステージページより)

【ステージ順位】
1.Mark Cavendish マーク・カヴェンディッシュ (SKY)    4h54'12"
2.Matthew Goss マシュー・ゴス (OGE)              +00"
3.Peter Sagan ペーター・サガン (LIQ)
4.Luis-Leon Sanchez ルイス・レオン・サンチェス (RAB)
5.Nicolas Roche ニコラス・ロシュ (ALM)
6.Tyler Farrar タイラー・ファラー (GRS)
7.Borut Bozic ボルト・ボジッチ (AST)
8.Sebastien Hinault セヴァスティアン・イノー (ALM)
9.Daryl Impey ダリル・インペイ (OGE)
10.Samuel Dumoulin サムエル・デュムラン (COF)
11.Andre Greipel アンドレ・グライペル (LTB)

総合上位に変化はない。

【総合順位】
1.Bradley Wiggins ブラッドリー・ウィギンス (SKY)       83h22'18"
2.Christopher Froome クリス・フルーム (SKY)           +2'05"
3.Vincenzo Nibali ヴィンツェンツォ・ニバリ (LIQ)          +2'41"
4.Jurgen Van Den Broeck ユルゲン・ヴァンデンブロック (LTB)  +5'53"
5.Tejay Van Garderen ティージェイ・ヴァン・ガードレン (BMC)  +8'30"
6.Cadel Evans カデル・エヴァンス (BMC)              +9'57"
7.Himar Zubeldia アイマル・スベルディア (RNT)         +10'11"
8.Pierre Rolland ピエール・ローラン (EUC)            +10'17"
9.Janez Brajkovic ヤネス・ブライコヴィッチ (AST)         +11'00"
10.Thibaut Pinot ティボー・ピノー (FDJ)              +11'46"

敢闘賞は、連日頑張っているアレクサンドル・ヴィノクロフ

新城は、ステージ116位(+4'42")
総合84位(+2h23'07")

【イイミワさんのTwit】@iimiwa
フランスの中継に生インタビュー!幸也を指名でインタビュアーが来た http://pic.twitter.com/pgD1yYfd
(日本時間 2012.07.20 23:33)

francois_hollande_thomas_voeckler_le_tour_de_france2012_stage18.jpg
(写真:今日は、大統領が来た!新城のアシストでヴォクレールの山岳賞も安泰 Roadcycling.comより)

フランク・シュレクはB検体も陽性だったようだ...

一方、今日のステージでは、こんな事故もあった。
ふらふらと出て来た犬により、フィリップ・ジルベール、デニス・メンショフらが落車。

gilbert-dog-problem-654x421.jpg
(写真:落車後のジルベール、どうしてくれるんだ...というような様子だ。お宅の犬かい?可愛いね、ではないと思う。もう一戦勝負だ、でもない... VeloNews記事より)

過去にも、犬、猫による落車は珍しくない。
現在、ツールに出場しているマークス・ブルグハート(BMC)も何回か取り上げて来たように、「わんわん落車」で有名になった。かの、マルコ・パンターニも遭遇している。
ブルグハートの場合は、前輪が曲がり、使い物にならなくなったものの、ブルグハート自身に大した被害はなかった。今回のジルベールは、肘、膝、手と痛め、このあと7/28に控えたオリンピックに影響が出ないか心配している。
だが、立ち上がり、文句を言おうとしているくらいだし、あのジルベールだから大丈夫だろう。
彼をなだめたチーム・マネージャは、「犬はジルベールより強く、彼と一戦張り合って勝ったワン。しかしジルベールが集団に戻れたし、それが何よりだった」と語っている。

別の動物の話だが、
今日は各賞ジャージを着せられた三匹のロバが可愛かった。
我が家ではすっかり夢中になり、画像を欲しがっている。
バイクに乗っているカメラマンは撮れないだろうから、
ヘリコプターから撮った写真か、地元民、現地にいた人の写真でもないだろうか。

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