タイラー・ファラー、ウェイラントに捧ぐツール初勝利【ツール・ド・フランス 2011 第3ステージ】 [ロードレース]
Olonne-sur-Mer オロンヌ・シュル・メール から Redon ルドン までの198Km
スプリンター向けの平坦ステージだ。
途中に4級山岳があるが、
なんとこの山岳ポイントは、
ロワール川にかかる橋の中央に置かれている。
コース断面図を見ると、ぴょこんと尖っている様子がかなりおかしい。
個人的には、東京の荒川上流に
渡りたくない橋がひとつある。
ここは何か「剥き出し」という感じで
下方の川面が見え、
側道を走っていて足がすくむ。
歩いている分にはそれほどではないが、
歩行者もめったにいない。
ロワール川にかかるサン・ナゼール橋は、この比ではない。
上空のヘリから見ると、よく選手たちが走っていると感心する。
サン・ナゼール橋の「頂上」に向かう（手前はプロトンから遅れ気味の選手たち）。
上空からではないので、あまり怖くないが、橋の迫力は感じられる。
（写真：Yahoo！Sports 写真ギャラリーから）
--------------
スプリントポイントの変更は
予想以上に大きい影響があった。
1箇所で20ポイントは大きい。
これまでのようにポイントがちりばめられている場合、
一つ一つは小さなポイントだったため、
地元選手に譲るようなケースが多く見られた。
一昨日のステージでも見られたように
譲るようなことにはならないようだ。
今日も逃げ集団での争いが見られた、
ゴールではないから手こそ上げないが、
1位通過した選手は、
ガッツポーズをしたいほどの雰囲気を漂わせていた。
メイン集団での動きでも、この変更で、
既に書いたように、一瞬の活気が生まれた。
多くの人が評しているように、
「第2のゴール」と言ってもいいようだ。
逃げ集団は、5名
25 Ruben Perez Moreno ルーベン・ペレス（エウスカルテル）
85 Jose Ivan Gutierrez ホセ・イヴァン・グティエレス（モヴィスター）
102 Maxime Bouet マキシム・ブエ（アージェードゥーゼル）
129 Niki Terpstra ニキ・テルプストラ（クイックステップ）
133 Mickael Delage ミカエル・ドラージュ（FDJ）
メイン集団が迫って来て、
逃げから、グティエレスとドラージュが抜け出す。
残り14Kmで
2人とメイン集団とは、33秒差
いい走りをしたが、残り9Kmで吸収された。
コフィディスのタラマエが車輪交換で遅れ、
チームメイト3人が引きに下がって来た。
が、152 ミカエル・ビュファーズが
うっかりして、そのまま下がってしまう。
残り7Km付近でようやく全員がプロトンに戻った。
残り4Kmくらいから
列車が出来ての争いになった。
HTCは完全なゴール前列車だ。
早過ぎるか。
混戦模様となった。
ゴール前のカーブで落車発生、一人か？
めまぐるしい中で、
フースホフトが引く。
フースホフトが引きを終わり、
最後は、数人の争い。
フェイユー、ロハスが迫るが、
ファラーが競り勝つ。
カヴェンディッシュは5位。
フェイユーはマシンを含め全身をガタガタ揺らし、口惜しがる。
（もしかしてペダルを一瞬踏み外したか？）
この口惜しがり方も歴史に残りそうだ。
後方で、フースホフトや他のチームメイトが喜んでいる。
このステージは、昨ステージに続き、
ガーミン・サーヴェロのチーム勝利だ。
タイラー・ファラーは、
両手で「W」の字形を作りながら、ゴール。
ジロで落命した親友 ワルテル・ウェイラントのことを意味しているのだろう。
向かって左は、口惜しがりプロセス途中のフェイユー
（写真：Yahoo！Sports 写真ギャラリーから）
【ステージ結果】
１．Tyler Farrar タイラー・ファラー（ガーミン・サーヴェロ） 4h 40'21"
２．Romain Feillu ロマン・フェイユー（ヴァカンソレイユ） +00'00"
３．Jose Joaquin Rojas ホセ・ホアキン・ロハス（モヴィスター） +00'00"
４．Sebastien Hinault セバスティアン・イノー（アージェードゥーゼル） +00'00"
５．Mark Cavendish マーク・カヴェンディッシュ（HTCハイロード） +00'00"
６．Thor Hushovd トル・フースホフト（ガーミン・サーヴェロ） +00'00"
７．Julian Dean ジュリアン・ディーン（ガーミン・サーヴェロ） +00'00"
８．Borut Bozic ボルト・ボジッチ（ヴァカンソレイユ） +00'00"
９．Andre Greipel アンドレ・グライペル（オメガファーマ・ロット） +00'00"
１０．Jimmy Engoulvent ジミー・アングルヴァン（ソール・ソジャサン） +00'00"
【総合順位】
１．Thor Hushovd トル・フースホフト（ガーミン・サーヴェロ） 9h 46'46"
２．David Millar デビット・ミラー（ガーミン・サーヴェロ） +00'00"
３．Cadel Evans カデル・エヴァンス（BMCレーシング） +00'01"
４．Geraint Thomas ゲラン・トーマス（チームスカイ） +00'04"
５．Linus Gerdemann リーナス・ゲルデマン（レオパード・トレック） +00'04"
６．Edvald Boasson Hagen エドヴァルト・ボアソンハーゲン（チームスカイ） +00'04"
７．Frank Schleck フランク・シュレク（レオパード・トレック） +00'04"
８．Andy Shleck アンディ・シュレク（レオパード・トレック） +00'04"
９．Jakob Fuglsang ヤコブ・フグルサング（レオパード・トレック） +00'04"
１０．Bradley Wiggins ブラッドリー・ウィギンス（チームスカイ） +00'04"
--------------------------------
ポイント賞では地元選手が優先されなくなったようだが、
相変わらず、地元選手のこんな先行は許されている。
途中、メイン集団からひとり先行を許され、前方で待ち構えていた家族となごむ、地元 Anthony Charteau選手。この後、メイン集団が追いつき、戻っていった。
ステージレースではよく見受けられる光景だ。
（写真：Yahoo！Sports 写真ギャラリーから）
スプリンター向けの平坦ステージだ。
途中に4級山岳があるが、
なんとこの山岳ポイントは、
ロワール川にかかる橋の中央に置かれている。
コース断面図を見ると、ぴょこんと尖っている様子がかなりおかしい。
個人的には、東京の荒川上流に
渡りたくない橋がひとつある。
ここは何か「剥き出し」という感じで
下方の川面が見え、
側道を走っていて足がすくむ。
歩いている分にはそれほどではないが、
歩行者もめったにいない。
ロワール川にかかるサン・ナゼール橋は、この比ではない。
上空のヘリから見ると、よく選手たちが走っていると感心する。
サン・ナゼール橋の「頂上」に向かう（手前はプロトンから遅れ気味の選手たち）。
上空からではないので、あまり怖くないが、橋の迫力は感じられる。
（写真：Yahoo！Sports 写真ギャラリーから）
--------------
スプリントポイントの変更は
予想以上に大きい影響があった。
1箇所で20ポイントは大きい。
これまでのようにポイントがちりばめられている場合、
一つ一つは小さなポイントだったため、
地元選手に譲るようなケースが多く見られた。
一昨日のステージでも見られたように
譲るようなことにはならないようだ。
今日も逃げ集団での争いが見られた、
ゴールではないから手こそ上げないが、
1位通過した選手は、
ガッツポーズをしたいほどの雰囲気を漂わせていた。
メイン集団での動きでも、この変更で、
既に書いたように、一瞬の活気が生まれた。
多くの人が評しているように、
「第2のゴール」と言ってもいいようだ。
逃げ集団は、5名
25 Ruben Perez Moreno ルーベン・ペレス（エウスカルテル）
85 Jose Ivan Gutierrez ホセ・イヴァン・グティエレス（モヴィスター）
102 Maxime Bouet マキシム・ブエ（アージェードゥーゼル）
129 Niki Terpstra ニキ・テルプストラ（クイックステップ）
133 Mickael Delage ミカエル・ドラージュ（FDJ）
メイン集団が迫って来て、
逃げから、グティエレスとドラージュが抜け出す。
残り14Kmで
2人とメイン集団とは、33秒差
いい走りをしたが、残り9Kmで吸収された。
コフィディスのタラマエが車輪交換で遅れ、
チームメイト3人が引きに下がって来た。
が、152 ミカエル・ビュファーズが
うっかりして、そのまま下がってしまう。
残り7Km付近でようやく全員がプロトンに戻った。
残り4Kmくらいから
列車が出来ての争いになった。
HTCは完全なゴール前列車だ。
早過ぎるか。
混戦模様となった。
ゴール前のカーブで落車発生、一人か？
めまぐるしい中で、
フースホフトが引く。
フースホフトが引きを終わり、
最後は、数人の争い。
フェイユー、ロハスが迫るが、
ファラーが競り勝つ。
カヴェンディッシュは5位。
フェイユーはマシンを含め全身をガタガタ揺らし、口惜しがる。
（もしかしてペダルを一瞬踏み外したか？）
この口惜しがり方も歴史に残りそうだ。
後方で、フースホフトや他のチームメイトが喜んでいる。
このステージは、昨ステージに続き、
ガーミン・サーヴェロのチーム勝利だ。
タイラー・ファラーは、
両手で「W」の字形を作りながら、ゴール。
ジロで落命した親友 ワルテル・ウェイラントのことを意味しているのだろう。
向かって左は、口惜しがりプロセス途中のフェイユー
（写真：Yahoo！Sports 写真ギャラリーから）
【ステージ結果】
１．Tyler Farrar タイラー・ファラー（ガーミン・サーヴェロ） 4h 40'21"
２．Romain Feillu ロマン・フェイユー（ヴァカンソレイユ） +00'00"
３．Jose Joaquin Rojas ホセ・ホアキン・ロハス（モヴィスター） +00'00"
４．Sebastien Hinault セバスティアン・イノー（アージェードゥーゼル） +00'00"
５．Mark Cavendish マーク・カヴェンディッシュ（HTCハイロード） +00'00"
６．Thor Hushovd トル・フースホフト（ガーミン・サーヴェロ） +00'00"
７．Julian Dean ジュリアン・ディーン（ガーミン・サーヴェロ） +00'00"
８．Borut Bozic ボルト・ボジッチ（ヴァカンソレイユ） +00'00"
９．Andre Greipel アンドレ・グライペル（オメガファーマ・ロット） +00'00"
１０．Jimmy Engoulvent ジミー・アングルヴァン（ソール・ソジャサン） +00'00"
【総合順位】
１．Thor Hushovd トル・フースホフト（ガーミン・サーヴェロ） 9h 46'46"
２．David Millar デビット・ミラー（ガーミン・サーヴェロ） +00'00"
３．Cadel Evans カデル・エヴァンス（BMCレーシング） +00'01"
４．Geraint Thomas ゲラン・トーマス（チームスカイ） +00'04"
５．Linus Gerdemann リーナス・ゲルデマン（レオパード・トレック） +00'04"
６．Edvald Boasson Hagen エドヴァルト・ボアソンハーゲン（チームスカイ） +00'04"
７．Frank Schleck フランク・シュレク（レオパード・トレック） +00'04"
８．Andy Shleck アンディ・シュレク（レオパード・トレック） +00'04"
９．Jakob Fuglsang ヤコブ・フグルサング（レオパード・トレック） +00'04"
１０．Bradley Wiggins ブラッドリー・ウィギンス（チームスカイ） +00'04"
--------------------------------
ポイント賞では地元選手が優先されなくなったようだが、
相変わらず、地元選手のこんな先行は許されている。
途中、メイン集団からひとり先行を許され、前方で待ち構えていた家族となごむ、地元 Anthony Charteau選手。この後、メイン集団が追いつき、戻っていった。
ステージレースではよく見受けられる光景だ。
（写真：Yahoo！Sports 写真ギャラリーから）
コメント 0