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フルームがアシストついでにステージ勝利。ウィギンスが総合リーダーに。【ツール・ド・フランス 2012年 第7ステージ】 [ロードレース]

Tomblaine トンブレーヌ から La Planche des Belles Filles ラ・プランシュ・デ・ベル・フィーユ までの199km
山岳ステージ

スタートから半分ほど進んだ位置に3級山岳
その上り途中にスプリントポイントがある。
さらに3級山岳を一つ越え、
最後は1級山岳の頂上ゴールだ。

13:19 日本時間 20:19
レース開始から既に1時間4分が経過している。
開始1時間の平均スピードは、時速43.9Kmと
今年のツールでは最も速いタイムだ。

残り距離152.3Km、タイム差5'30
現在逃げているのは、7名

78 Christophe Riblon クリストフ・リブロン (ALM)
178 Chris Anker Sorensen クリス・アンケル・セレンセン (STB)
198 Martin Velits マーティン・ベリトス (OPQ)
202 Michael Albasini ミハエル・アルバジーニ (OGE)
24 Cyril Gautier シリル・ゴチエ (EUC)
183 Dmitriy Fofonov ドミトリ・フォフォノフ (AST)
155 Luis-Leon Sanchez ルイス・レオン・サンチェス (RAB)

骨折組のLLサンチェスが逃げに加わっているのはすごい。
集団最後尾にいるのも、それほど楽ではないし、
有名選手が本来いる位置ではない。
レース感もあまり感じないだろうから、
無理をして逃げるのもひとつの手だろう。
それとも、もう回復したか。

もう一人の骨折仲間、
トニー・マルティンはどんな体調なんだろう。

スプリントポイントがやって来た。
集団では、カヴェンディッシュが争いに参加しない。
オリカグリーンエッジの隊列と、サガン、ウタロービッチだけが先行。
確かに、集団トップでは、8位だから獲得ポイント数は少ないが...。
ウタロービッチは途中で諦める。
ゴスのための最終発射台はダリル・インペイ、
インペイが引くが、ゴスが離れた。
サガンが様子を見ながら、ゴスを抜く。
インペイが気がついて緩める。
サガンはそのまま進み、集団のトップを楽に取る。
ゴスはマシン・トラブルか。

【スプリントポイント順位】
1.Gautier (EUC)  20pts
2.Fofonov (AST)  17pts
3.Sanchez (RAB)  15pts
4.Albasini (OGE)  13pts
5.Riblon (ALM)  11pts
6.Velits (OPQ)  10pts
7.Sorensen (STB)  9pts
8.Sagan (LIQ)  8pts
9.Goss (OGE)  7pts
10.Impey (OGE)  6pts
11.Greipel (LTB)  5pts
12.Hutarovich (FDJ)  4pts
13.Lancaster (OGE)  3pts
14.Cooke (OGE)  2pts
15.Casar (FDJ)  1pts

残り63.4Km、タイム差4'42"
3級山岳を越え、2番めの3級山岳に向かっている。

今日は、往年の名選手、エリック・ツァヴェルの誕生日だそうだ。
我が家では、その風貌から流れ板(板前さん)と呼んでいた。

ところで、今ライダー・ヘシェダルが走っていない。
昨日の最終クラッシュに巻き込まれ、なんとかゴールしたが、
かなりの痛手で駄目だったらしい。
ワウテル・ポエルス、トーマス・ダニエルソン、アスタルロサ、
今日未出走のグティエレス、エルヴィーティ、オスカル・フレイレ、デュポン、
ファン・スーメレン、ロバート・ハンターなど多くの選手がツールを去った。


残り48.5Km、タイム差3'54"
2番めの3級山岳を越えている。

集団から遅れ、追いついたファラーとヴェルデューゴが
また集団から遅れている。

残り11.9Km、タイム差48"
全体のペースが上がり、
集団からもどんどん脱落する選手が出て来た。
先頭では、ゴチエが付いて行けない。

残り5.9Km
勾配が変わった。急勾配に入る。
LL・サンチェスが踏むのをやめた。

残りの逃げも吸収され、
アルバジーニ、セレンセンのみが頑張っている。
すぐにアルバジーニが切れた。吸収される。

残り5.2Km
セレンセンも吸収された。
これでメイン集団が先頭だ。
スカイの引きが相変わらず強い。

残り3.8Km
バッソ、ホーナー、シュレクが遅れた。
残り2.8Km
カンチェッラーラがシュレクたち、RNTメンバーに追いついた。
このタイミングでシュレクが単独で上がっていく。

残り1.7Km
デニス・メンショフが遅れていく。
既に先頭は、フルーム、ウィギンス、ニバリ、エヴァンス、タラマエの5人だけだ。

残り300m
やや緩斜面、エヴァンスがアタック。
他の4人は付いて行く。離れない。
全体の速度がやや落ちる。
フルームが飛び出す。
エヴァンスがなんとか付いて行こうとするが、少しだけ離れた。
ウィギンスはエヴァンスに付いている。

ゴールまでは距離がない。
エヴァンスはもがくが、そのまま。
フルームが優勝だ。

tour2012-stage07-DIR_IMG.jpg
tour2012-stage07-FIN_HDR_IMG.jpg
(画像:フルーム優勝 ツール公式サイトから)

エヴァンスとウィギンスはタイム差が付かない。
これで、ウィギンスがマイヨ・ジョーヌを獲得した。

【ステージ順位】
1.Christopher Froome フルーム (SKY)         4h58'35"
2.Cadel Evans カデル・エヴァンス (BMC)          +02"
3.Bradley Wiggins ブラッドリー・ウィギンス (SKY)
4.Vincenzo Nibali ヴィンツェンツォ・ニバリ (LIQ)      +07"
5.Rein Taramae レイン・タラマエ (COF)           +19"
6.Himar Zubeldia アイマル・スベルディア (RNT)      +44"
7.Pierre Rolland ピエール・ローラン (EUC)         +46"
8.Janez Brajkovic ヤネス・ブライコビッチ (AST)
9.Denis Menchov デニス・メンショフ (KAT)         +50"
10.Maxime Monfort マキシム・モンフォール (RNT)    +56"

フランク・シュレクは+1'09"の12位
ファビアン・カンチェッラーラは、+1'52"の20位、かなり頑張った。

まだレースは序盤だが、
総合順位はこの山岳で大きく動いた。

【総合順位】
1.Bradley Wiggins ブラッドリー・ウィギンス (SKY)    34h21'20"
2.Cadel Evans カデル・エヴァンス (BMC)            +10"
3.Vincenzo Nibali ヴィンツェンツォ・ニバリ (LIQ)        +16"
4.Rein Taramae レイン・タラマエ (COF)             +32"
5.Denis Menchov デニス・メンショフ (KAT)           +54"
6.Himar Zubeldia アイマル・スベルディア (RNT)        +59"
7.Maxime Monfort マキシム・モンフォール (RNT)      +1'09"
8.Nicolas Roche ニコラス・ロシュ (ALM)           +1'22"
9.Christopher Froome フルーム (SKY)            +1'32"
10.Michael Rogers マイケル・ロジャース (SKY)       +1'40"
11.Fabian Cancellara ファビアン・カンチェッラーラ (RNT)  +1'43"

最終山岳でのチーム・スカイの引きは凄まじかった。
結果的には、これが功を奏したと言えるだろう。
だが、総合タイム差はまだまだわずか。
山岳も始まったばかりだ。

骨折回復(?)のルイス・レオン・サンチェスが今日の敢闘賞。

【土井雪広選手のTwit】@YukihiroDoi
俺もツールで逃げてぇ!テレビ見るだけでウズウズする!
(日本時間 2012.07.07 23:16)


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